2014年10月13日月曜日

プノンペンのVDTOにて新しい試み

最近完成した近くのスタミンチェイ橋

カンボジアのプノンペン郊外にあり、ARBAが長年に渡り支援しているスティングミアンチェイの小学校VDTOを訪れると、よく耳にすることがあります。「歳のわりにすごく背が小さい」「よく熱が出てお休みします」「あの子は細すぎる」等々、通っている子どもたちの成長と健康についての意見です。多くの言葉はネガティブなものであり、食べ物や生活について言及するものもあります。

訪れると誰に教わったのかハイタッチで歓迎してくれてる子どもたち。短い滞在時間の中で傍から見ている分には、元気にはしゃぎまわっている姿が印象的です。その一方で、確かに実年齢を言われてみれば小さかったり細かったりする子ももいます。また過去にARBAがVDTOと行ってきた学校行事でも体調不良でお休みする子は少なからずいました。さらには登校してから口にするものは、お菓子やジュースさらにはアイスが目につきます。

実際のところはどうなんでしょうか?そもそもカンボジアには子どもの成長に関する基準や統計はありません。もちろん身体測定や健康診断もありません。基準が無い中で、先生や大人たちは「ここの子どもは~だ」「あの子は~だ」と言います。言われてみたらそうかもしれないと思う場面は多くあります。

ただ、いつまでも印象を語っていても仕方がない。そんな思いからARBAでは今夏から「食育」に関する調査をスタートしました(第1826日~94日)。まずは、先生方へこちらの思いを伝え、短い期間ではありましたが子どもたちの一日の食生活と学校にいる際の食事に焦点を絞って現状を把握に努めました。
 
ARBAが協力しているパソコンクラスの授業風景
専門家がいるわけでもなければ、経験もない分野です。調査したその先にARBAとしてできることがあるかは今のところ分かりません。

今後に向け皆様のご意見などいただけると幸いです。また進捗はこのブログにてご報告させていただきます。



片岡

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